今回は「AI;DR(AI; Didn’t Read)」という言葉を紹介します。
最初に「AI;DR」という文字を見たときは、Vチューバーのような、AIで作られたアイドルやキャラクターを表す新しい言葉かと思いました。もちろん、まったく違いました。
実際は、生成AIによって文章を簡単に作れるようになった今だからこそ出てきた、なかなか辛辣な言葉です。
AI;DRとは?
AI;DRは、インターネットで昔から使われている「TL;DR(Too Long; Didn’t Read=長すぎて読まなかった)」をもじった言葉です。意味は、ざっくりいえば「AIで作ったっぽいから読まなかった」。かなり手厳しい言葉ですよね。
書く側は一瞬で長文がかける。でも読む時間は?
AIを使えば、3分で5,000文字の文章を作ることもできます。でも、その5,000文字を読む人の時間まで3分になるわけではありません。それを10人に送れば、10人それぞれに読む時間が発生します。AIによって「文章を作る時間」は劇的に減りましたが、「文章を読む時間」はそれほど減っていません。
だからこそ、以前よりも、
- 本当にこの文章量が必要なのか
- 結論をもっと先に書けないか
- 相手に必要な情報だけに絞れないか
を考える必要があるのかもしれません。
AIで文章を増やすより、伝わる文章にする
AIを使うことは、まったく悪いことではありません。ただ、AIでパッと作れた長~い文章、全部必要ですか?
むしろAIを使って下書きを作ったあとに、
「ここはいらない」「これは一文でいい」「相手が知りたいのはここ」
と削っていくことも、人間が加えられる大切な価値です。
AIで簡単に文章を作れる時代だからこそ、文章量を増やすのではなく、相手の読む時間を大切にする。
この記事も長くなりすぎないうちに、この辺りで終わりにしたいと思います。