迷惑メールの見分け方【初心者編】

こんなメール、受信したことありませんか?

差出人: Amazonカスタマーセンター <support@amazon-help-verification.net>

件名: 【緊急】アカウント異常ログインの検出と停止のお知らせ


親愛なるカスタマー様、

最近、あなたのアカウントに危険なアクセスは検出しました

アカウントは一時的に停止されましたます。今すぐ下記よりご確認をするを行ってください。

https://www.amazon.co.jp/account/verify

このメールは自動的に配信されております。24時間以内に確認がない場合、アカウントが恒久的に停止されます。

Amazonセキュリティチーム

上記は、一見すると本物の企業からの重要な通知に見えるメールのサンプルです。しかし、よく見ると迷惑メールやフィッシング詐欺の「罠」が満載されています。

本文を読み進める前に、一度上のメールのどこが怪しいポイントか考えてみてください。

このメールのどこが危険?4つの観点から分解して解説します

【POINT1】差出人アドレスが本物に見えて偽物

表示名は「Amazonカスタマーセンター」で一見正規に見えます。
しかし、実際のアドレスは @amazon-help-verification.net
本物のAmazonなら @amazon.co.jp や @amazon.com などが使われるはずです。

➡ 名前だけ本物っぽく見せて騙すのは典型的な偽装パターンです。

 

【POINT2】不安を煽る文言で即時行動を迫る

「危険なアクセス」「一時的に停止されました」「24時間以内に」など、受信者を焦らせて冷静な判断を奪おうとする表現が多数あります。

➡ 本当に重要な通知であれば、公式サイトやアプリ上でも同時に通知されるはずです。
まずは落ち着いて、Amazon公式にログインして通知を確認しましょう。

 

【POINT3】日本語が不自然・機械翻訳のような文章

「停止されましたます」「確認をするを行ってください」など不自然な助詞の使い方、日本語の文法としておかしい箇所が散見されます。

➡ 海外のスパム業者が自動翻訳を使って送信しているケースが多いため、変な日本語は危険信号。

 

【POINT4】リンクの見た目と飛び先が一致しない

文章中のリンクが以下のように表示と実際のとび先が異なっています。
表示リンク: https://www.amazon.co.jp/account/verify(本物っぽい)
実際のURL: https://hp-shizuoka.jp/(別ドメイン)

➡ 表示文字列と実際のリンク先が異なるのはHTMLメール特有の偽装手法。
マウスオーバーでURLの真偽を確認することが大切です。

 

まとめ:違和感に気づければ防げる!

このようなメールは、細部を観察するだけで危険を見抜くことが可能です。
特に1〜4の基本ポイントは、すべてのメールユーザーが身につけておくべきリテラシーです。

危険ポイント 見抜くコツ
差出人の偽装 アドレスのドメイン部分(@以降)を確認
煽る文面 焦らせる表現に注意、「すぐに」「停止」「危険」など
不自然な日本語 日本語として意味が通るか確認
偽リンク 実際のURLと表示内容が一致しているかマウスオーバーで確認

ただし、迷った場合はひとりで判断せず、上司や同僚に相談することをおすすめします。
もしこういったメールに引っかかってしまうと、パスワードや個人情報が盗まれたり、金銭的な被害に発展するケースもあります。

今後、中級者・上級者向けとして「メールヘッダの読み方」や「SPF/DKIM/DMARCの見方」など、より専門的な迷惑メール対策の情報も発信していく予定です。ぜひあわせてご覧ください!

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