静岡のHP屋コラム

2016年12月

2016.12.30

JQueryで簡単にページに雪や落ち葉を降らせる方法

ブログの本題と全く関係ないですが、みなさんLINEって使っていますか?
先日ふとLINEのトーク画面を見ると雪が降っているではないですか。これを見て思いました。

そういえばホームページでも雪とか降ってるサイトを見かけるなぁ・・・
と思ったので今回はホームページに雪を降らせる方法をご紹介します。

jqueryを使用してホームページに雪を降らせる3ステップ

探せば他にもあると思いますが、今回は比較的に簡単に実装可能なjQueryのプラグイン「JQuerny-Snowfall」を使用した方法を解説していきます。

ステップ1 「JQuerny-Snowfall」の入手

「JQuerny-Snowfall」はGitHubでダウンロード可能です。
以下のリンクを開き、緑色の「Clone or download」→「Download ZIP」をクリックしてZIPファイルをダウンロードしてください。

https://github.com/loktar00/JQuery-Snowfall/

ダウンロードが完了したら、「dist」フォルダの中にある「snowfall.min.js」を使用します。

ステップ2 「JQuerny-Snowfall」の読み込み

ファイルの準備が完了したら次はプラグインの読み込みです。
以下のように<head></head>内に以下のタグを入力してjQuerny本体とプラグインを読み込んでください。

<script type="text/javascript" src="https://ajax.googleapis.com/ajax/libs/jquery/1.8.3/jquery.min.js"></script>
<script type="text/javascript" src="/js/snowfall.min.js"></script>

※パスは実際の環境に合わせて書き換えてください。(jQuery本体は1.8.3でなくても大丈夫です。)
上記タグは上がjQuery本体で下がプラグインの読み込みとなります。

ステップ3 実行するためのjavascriptを記載する

読み込みの後は実行するためのjavascriptを記載します。具体的にはステップ2で入力したタグの下に以下のタグを続けて入力すればOKです。

<script type='text/javascript'>
$(document).ready(function(){
    $(document).snowfall();
});
</script>

以上のたったの3ステップでページに雪を降らせることができました。

実際に雪を降らせたWebページのデモが以下のページです。

雪を降らせたWebページのデモ



おまけ 雪以外を降らせてみよう オプション紹介

雪を降らせるだけであればステップ3までの手順で完了ですが、今回使用したプラグイン「JQuerny-Snowfall」では雪以外のものを降らせたり、雪の量や速度を変更するオプションも組み込まれています。オプションは以下のような形式で記載します。

<script type='text/javascript'>
$(document).ready(function(){
    $(document).snowfall({
        option : value,
        option : value,
                :
        option : value
    });
});
</script>

上記optionには以下表のものが使用可能です。

オプション名(option) 値(value) 備考
flakeCount 数値 雪の量
flakeColor カラーコード(#000) 雪の色
flakeIndex 数値 雪の重なり方(z-index)
minSize 数値 雪の最小サイズ
maxSize 数値 雪の最大サイズ
minSpeed 数値 雪の最低速度
maxSpeed 数値 雪の最高速度
round boolean型(true または false) 雪の形を丸くする
shadow boolean型(true または false) 雪に影を付ける
collection 要素名(body) 雪を要素に積もらせる
image 画像パス オリジナル画像を降らせる

オプションを使用して、雪の代わりに落ち葉を降らせるデモページを作成しました。

落ち葉を降らせたWebページのデモ

まとめ

今回はjQueryのプラグイン「JQuerny-Snowfall」を使用して雪を降らせる方法をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

オプションを使用すれば雪を降らせる以外にもいろいろな演出を行うことが可能ですので、Webページに何か一工夫したいと思ったらこのプラグインを使ってみてはいかがでしょうか。

2016.12.29

観光施設・宿泊業におすすめ。ホームページの多言語化!!

ホームページを作成する際にホームページの言語について考えたことはありますか?
今回はホームページ多言語化の必要性について考えてみたいと思います。

下火になった「爆買い」と変化する観光客の目的

「爆買い」・・・2015年の流行語で中国人が家電などを大量にまとめ買いすることがニュースに取り上げられました。約1年が経過した今でも記憶に新しいと感じる人も多いと思います。しかし、2016年末の現時点では「爆買い」はだいぶ下火になりました。

為替の変動、中国の景気、中国政府が海外購買の課税を強化したことなどさまざまな要因がありますが、「爆買い」が再度復活する見込みは薄いでしょう。「爆買い」がなくなると考えると、外国人観光客が減るというイメージを持つ方が多いかもしれませんがそれは違います。

日本政府観光局のデータによると1月から11月の中国人観光客を前年と比較すると実に28%増加しています。たしかに「爆買い」という目的自体は下火にはなりましたが、訪日の目的が「購入」から「体験」へと変化してきています。

「体験」へと目的が変化したことに伴い、昨年は旅行の形態として団体客によるツアーが多かったのですが、今年はツアーよりも自由度が高いFIT(Foreign Independent Travel)と呼ばれる個人旅行者が増加してきています。

個人旅行者が増えたことにより、ゴールデンルートと呼ばれる定番のスポット以外にも地方の観光スポットへの外国人旅行者が増えると予想されています。

では個人旅行者は「行き先の情報」、「行くための手段」、「宿泊先」などの情報をどこから入手するのでしょうか。

情報収集の手段で一番使われるのはやはりインターネット・ホームページの閲覧です。

ホームページ多言語化の必要性

だいぶホームページ制作と直接関係のないことを書きましたが、ここからホームページの話に戻ります。観光施設・宿泊業を営んでいる方の中には上に記載したような外国人の個人旅行者をターゲットにしたいと考えている方も多いのではないでしょうか。

その場合、必要不可欠になってくるのが、ホームページの多言語化です。

自分が旅行するときのことを想像してみてください。
観光スポット周辺でホテルを探したときにほとんどのサイトは英語しかない。そんな中で一つのホテルだけ日本語対応しているサイトが見つかったとしたら。おそらく多くの人はそのホテルの利用を検討すると思います。

しかしながら観光施設・宿泊業のホームページを見ると多言語化されていないホームページが多数見つかります。そんな現状を鑑みると今ホームページを多言語化するということは、競合他社と差をつけるチャンスです。

ホームページの多言語化とは具体的には何をするか?

ホームページを実際に多言語化する場合、大きくわけて3つのパターンにわかれます。
それぞれについて以下に説明します。

1.Googleなどの機械翻訳を使用する

Google翻訳などの機械による自動翻訳機能をホームページに追加するというものです。
この方法は一番お手軽かつ費用もあまりかからないことがメリットですが、機械による翻訳のため、固有名詞などが正しく翻訳されないことなどがデメリットです。

また、Google chromeで英語サイトを閲覧するとWebサイト側で設定していないくてもブラウザ側で自動翻訳を促すメッセージが表示されます。

2.言語毎の専用ページを新しく追加する

こちらは必要と思われる内容を抽出し、各言語のページを1ページ(または数ページ)のみ作成するというものです。ターゲットに合致する内容を抽出できれば、翻訳やページ追加の費用をある程度抑えつつ効果を得ることができるため、おすすめの方法です。

3.言語毎のサイトを作成する

最後にこのパターンは言語ごとにサイトごと作ってしまうというものです。対応としては完璧なものではありますが、言語毎にサイトがひとつ増えるので作成費・運用費ともに上の二つのパターンよりも費用がかかってしまいます。

まとめ

今回はホームページの多言語化の必要性・方法について簡単に説明しました。
いざ対応を考えた場合、やり方だけでなく何か国語をつくるべきかということも大きな要素になります。個人的には英語、中国語、韓国語の3言語に対応しているサイトが増えてきているように感じますが、「まずは英語だけ」といったように段階的な対応でもよいでしょう。

すぐに対応できないという方は、料金やアクセスといった重要な部分だけを英語で作成するといった対応だけでも、対応しているとしていないでは大きな違いだと思います。

観光施設・宿泊業の経営者やホームページ担当者の方はぜひこの機会にホームページの多言語化について一度検討してみてください。

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