はじめに
ホームページは公開した瞬間がゴールではなくスタートです。本記事では 運用改善 を初めて学ぶ方でも取り組めるよう、専門用語をできるだけ避けながら手順をまとめました。
具体的には、
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アクセス解析 で現状を把握する方法
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定期的な コンテンツ更新 で信頼度を高めるコツ
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サイトの見やすさを整える UX改善 の基本
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検索で見つけてもらうための SEO施策
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小さく試して早く直す PDCAサイクル の回し方
――これら5つのテーマを順番に解説し、「今日から何をすればいいか」がわかる構成にしています。まずは気になる章から読み進め、できる箇所から実践してみてください。
1. まずは今の状態を知ろう —— アクセス解析って何?
アクセス解析とは「どんな人が、いつ、どのページを見たか」を数字で把握することです。
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Googleアナリティクス(GA4):ページを見た人数や、何分見ていたかがわかる無料ツール
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Search Console:検索したときに表示された回数や、実際にクリックされた回数を教えてくれる無料ツール
用語 | 説明 |
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セッション | サイトを訪れた回数 |
エンゲージメント時間 | ページを見ていた合計時間 |
コンバージョン | お問い合わせや購入など「ゴール」が達成された数 |
数字を毎週チェックし、「どのページが人気か」「どこで離脱(ページを閉じること)が多いか」を確認しましょう。
2. 新しい情報を足して信頼度アップ —— コンテンツ更新のすすめ
ホームページの情報が古いと「この会社は動いていないのかな?」と思われがちです。そこで、月に1〜2回は次のような内容を追加・更新しましょう。
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ブログ記事:業界の最新ニュースやスタッフの日常など、読者が共感できる話題
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お知らせ:営業時間の変更や新サービスの紹介などタイムリーな情報
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事例紹介:お客様の悩み→解決策→結果を3ステップで紹介(数字が出せない場合は流れだけでもOK)
3. 使いやすさで差をつける —— UX(ユーザー体験)を良くしよう
3-1 導線は3クリック以内
お問い合わせフォームにたどり着くまでに何度もクリックが必要だと、途中で諦められてしまいます。トップページ→サービス紹介→お問い合わせ、のように最大3クリックで到達できる設計が理想です。
3-2 スマホで見やすく
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文字は最低16px(小さすぎると読みにくい)
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ボタンは指が楽に押せる大きさ(目安:40〜48px角)
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余白をしっかり取り、誤タップを防ぎましょう。
3-3 ページの表示速度を1秒でも速く
画像をWebPという軽い形式に変えると、読み込みが速くなります。速いサイトはGoogleからも評価され、結果的に検索順位が上がりやすくなります。
4. 検索で見つけてもらう —— SEO施策の基本
SEO施策とは「検索で上位に表示されるための工夫」です。難しそうに聞こえますが、以下の3ステップを押さえれば大丈夫です。
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タイトルと説明文(ディスクリプション)を最適化
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タイトルは全角30文字以内、説明文は全角90文字以内にまとめる
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キーワード(例:静岡 web制作会社、運用改善)を不自然でない範囲で入れる
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内部リンクを張る
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似たテーマの記事同士をリンクで結ぶと、読者が回遊しやすくなり、Googleの評価も上がります。
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外部リンク(被リンク)を得る
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地元イベントや業界ブログで記事を書き、自社サイトへのリンクを貼ってもらうと信頼度アップ。
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5. 小さく試して早く改善 —— PDCAサイクル
ステップ | やること | ポイント |
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Plan(計画) | 「お問い合わせを30%増やす」など目標を決める | 期限も必ず設定 |
Do(実行) | ボタンの色を変える、入力項目を減らすなど施策を実施 | 初めは1ページだけでOK |
Check(確認) | アクセス解析で数字を比較 | 変化があるかを必ず測定 |
Act(改善) | うまくいった施策を他ページへ展開 | 効果がなければ別のアイデアを試す |
このサイクルを1〜2か月に1回回す習慣をつけると、ホームページは少しずつ成長します。
まとめ
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アクセス解析で今の状態を知る
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コンテンツ更新で情報をフレッシュに保つ
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UX改善で使いやすさを追求する
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SEO施策で検索に強くする
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PDCAで改善を習慣化する
初心者の方でも、上の5つをコツコツ実践すれば、ホームページは名刺代わりから頼れる営業ツールへと育ちます。今日から一歩ずつ始めてみましょう!