
「アクセスはあるのに、問い合わせがない」理由
Googleアナリティクスを開けば、月数千単位でアクセスがある。広告にもそれなりに費用をかけている。でも—— 『なぜか問い合わせや資料請求が増えない』 そんなお悩み、ありませんか?
こうしたケースでよく見られるのが、『見た目や文章は整っているけれど、導線が悪い』というパターンです。 つまり、訪問者がどこで何をすればいいのか、次の一歩がわからず、離脱してしまっているのです。
では、コンバージョン率を上げるには、何から見直せばよいのでしょうか?
ポイント①:CVポイントは『選べるように』用意する
CV(コンバージョン)とは、『お問い合わせ』『資料請求』『購入』『予約』など、サイト側が最終的に取ってほしい行動のことです。
CV率が伸びないサイトの多くは、CVポイントがひとつだけ、あるいはユーザー心理に合っていない状態です。たとえば、次のような行動の温度差を想定してみてください:
- 『まだ情報収集中』→ いきなりお問い合わせは重い
- 『詳しい資料が欲しい』→ 資料請求なら気軽にできる
- 『とりあえず比較検討』→ 無料相談や事例紹介が響く
このように、ユーザーの検討フェーズに応じた複数のCV選択肢を用意することが、取りこぼしを防ぐ鍵になります。
具体例:
- 検討初期層向け:資料ダウンロード、事例ページ、無料診断
- 中間層向け:無料相談、見積もり依頼、ウェビナー申込
- 決定直前層向け:来店予約、フォーム問い合わせ、LINE登録
ボタンを『増やす』のではなく、適切な位置と順序で『並べる』。これが成果を左右します。
ポイント②:『読む順番』を意識したストーリー構造
多くの企業サイトは、『サービス紹介』『会社情報』『料金プラン』など、情報の項目分けはしっかりしています。 しかし、読み進める順番がバラバラだったり、ユーザーの疑問に答える前にCTAを出してしまったりすると、成果にはつながりません。
成果を出しているページに共通するのは、ストーリーとして流れがあることです。
効果的な流れ:
- 問題提起:ユーザーの悩みに寄り添う
- 解決策の提示:自社サービスがどう役立つか
- 実績・信頼の裏付け:導入事例や数字、評価
- 安心要素:価格・保証・サポート体制
- 行動喚起:タイミング良くCVポイントへ誘導
『結論が遅い』と思われがちですが、上記のような心理的な納得の積み重ねがあってこそ、問い合わせは増えるのです。
ポイント③:ファーストビューで『自分ごと化』させる
ページを開いた瞬間に見える最初の画面——それが『ファーストビュー』です。 ここで『何のサービスなのか』『どんなメリットがあるのか』『今すぐできることは何か』が伝わらないと、即離脱されてしまいます。
チェックすべき項目:
- 『サービス名』や『対象者』が明確に伝わっているか
- ベネフィット(得られる価値)が一言で見えるか
- CTA(行動ボタン)がすぐ見える場所にあるか
- 数字や実績など、目を引く要素が含まれているか
ファーストビューは、『かっこよさ』より『伝わりやすさ』が命です。 ターゲットに響くコピーと構成があるだけで、CV率は2倍以上改善するケースも珍しくありません。
実例紹介:構造改善でCV率2.3倍に
あるBtoBサービス企業では、『アクセスはあるが反応がない』という悩みを抱えていました。 以下の3点を見直した結果、月間CV率が1.1% → 2.6%に改善しました。
- CTAの選択肢を『問い合わせ』のほかに『資料DL』『事例を見る』を追加
- ストーリー構成を再設計し、順を追って提案が伝わるように
- ファーストビューでサービス内容とメリットが一目で伝わるよう調整
改修内容は小規模でしたが、導線と構造を『訪問者目線』にしたことで、成果が大きく伸びました。
よくある質問(FAQ)
- Q. CTAボタンを増やすだけで成果は出ますか?
A. 数だけでは成果は出ません。配置場所と導線全体の整合性が重要です。 - Q. ページが長くなりすぎませんか?
A. ストーリー構成を意識すれば、ユーザーは必要な情報を読み進めます。 - Q. ファーストビューの改善だけでも効果はありますか?
A. はい。ファーストビューの明快さは離脱率とCV率に直結します。
まとめ|『構造』から見直せば成果は変わる
コンバージョン率が伸び悩んでいる場合、コピーやデザインを修正する前に、『導線』『構成』『ファーストビュー』といった構造面を見直すことで、想像以上に大きな改善効果が期待できます。
まずは現状のサイトを見直し、次の一歩がユーザーにとって自然な流れになっているか確認してみてください。 『成果が出るサイト』は、技術や見た目だけではなく、『訪問者の心理を汲んだ構造』でできているのです。
