スマホに強いEFOの具体的な対策
1. 入力項目の最小化
フォームの長さが長いほど、離脱率は上がるというのはEFOの基本です。特にスマートフォンでは画面が狭いため、スクロール量が多いとユーザーに「面倒」「終わらなそう」という心理的負担を与えます。
- 会社名やFAX番号などの不要な項目は省略
- 郵便番号入力で住所を自動補完
- カナ入力などは完了後に取得する設計
このように「今必要な情報だけ」に集中させることで、入力ハードルが下がり、CV率の改善が見込めます。
2. 操作ミスを防ぐUI設計
スマートフォンは入力ミスが起こりやすいため、操作性を高めるUI設計が非常に重要です。特に「タップミス」や「誤選択」を未然に防ぐ工夫が効果的です。
- 電話番号欄は数字キーボードを表示(tel属性)
- メール欄はemail属性で利便性向上
- 年齢や誕生日はカレンダー式より数字入力がスムーズ
- タップ領域は44px以上を確保
- 性別などの選択はボタン形式を推奨
3. 入力補助とエラー表示の最適化
エラー表示が曖昧だと、「なぜ入力できないのか分からない」と感じて途中離脱に繋がります。リアルタイムでの入力補助と、明確なエラー案内が鍵です。
- プレースホルダーで入力例を表示(例:000-0000)
- 入力形式(カタカナ・半角英数など)を事前案内
- 入力中にエラーを即時表示(リアルタイムバリデーション)
- エラー原因と修正方法を明確に表示
- エラー箇所を赤枠+画面上部で通知
4. フォーム画面の見やすさ
スマホは一画面に収まる情報量が限られているため、視覚的な整理と余白の設計が非常に重要です。
- ラベルと入力欄は縦並びにして視認性を確保
- 入力欄の上下に16px以上の余白を設ける
- セクションごとに見出しを入れて区切る
- 送信ボタンは画面下に固定、横幅いっぱい+目立つ色にする
フォームは見た目がスッキリしていることが完了率を左右します。ごちゃごちゃしたレイアウトは即離脱の原因になります。